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血 圧

血圧とは?

 血圧は動脈の受ける圧力のことです。血圧の測定は腕帯を巻いてそこに聴診器を当てて測ります。最初に腕帯に空気を送り込んで圧迫するのは一旦血液の流れを止めるためです。この状態から空気を少しずつぬいていって最初の血管音が聞こえた時、すなわち最も圧力のかかった状態を測ります。これを収縮期血圧(最高血圧)といいます。さらに少しずつ空気をぬいていって血管音の聞こえなくなった時の圧力、すなわち最も圧力がかからなくなった状態の圧力を測ります。これを拡張期血圧(最低血圧)といいます。

血圧の判定区分

 血圧の基準として広く採用されているのが、WHO/ISH(世界保健機関:World Health Organization/国際高血圧学会International Society of Hypertension)による分類です。日本では、日本高血圧学会による「高血圧治療ガイドライン」が2004年12月に改訂されました。 これらによると、正常血圧は収縮血圧が130mmHg未満、拡張期血圧が85mmHg未満、高血圧の軽症に当たるのは、血圧が 140/90mmHg以上となっています。
 また、メタボリック症候群の診断、特定保健指導の階層化の基準は、収縮血圧が130mmHg以上、拡張期血圧が85mmHg以上となっています。


積極的支援(1)−最初の健診より6ヶ月を超えて数値が改善しない場合は受診勧奨とする。
積極的支援(2)−最初の健診より3ヶ月を超えて数値が改善しない場合は受診勧奨とする。

血圧の変化とリスク

 血圧は1日の中でも大きく変化しています。一般的に血圧は、睡眠中が最も低く、朝から日昼にかけて上昇するので、特に寒い季節の朝早く(起きてすぐ)の運動に注意が必要なことはよく知られています。
 特に早朝の血圧が高い場合は高血圧は脳卒中や心筋梗塞のリスクが高いことが報告されています。朝と夜の上の血圧をたして割った平均値が135以上で差が15から20以上あれば要注意です。
 また、運動の強さを上げていくと一定の強度を境に急激に血圧が上昇するケースがあります。これは運動時高血圧といわれています。特に動脈硬化年齢といわれる男性45歳、女性55歳を境に見られます。このタイプの方は特に運動の強さに対する注意が必要です。
 他にストレス、感情の変化(怒り)、過度の呼吸制限、過度の上半身の緊張、排便等によっても急激に上昇します。また、血圧の高い人ほど、変動が激しい傾向が見られます。さらに測定場所等によっても変化し、自宅での測定時には問題なくても、病院で測ると血圧が上がるという人が結構たくさんいます。これを「白衣性高血圧」といい収縮期血圧で約10〜20mmHg、拡張期血圧で約10mmHgも高めに変化すると言われています。
 さらに、季節変動等血圧を変化させる原因は数多くあります。血圧の測定に関しては特に1回の血圧測定で判断するのではなく、できれば毎日定期的(時間を決めたり、散歩の前後に測定したり)に測定記録し、長期的にグラフを作成されることをお勧めします。


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