安静時心電図検査とは?
心臓は血液を送り出す前に、心臓の中の洞結節という場所からの電気信号が左右脚に分かれて心臓全体に伝わり心臓の筋肉を収縮させます。現在安静心電図は、電極を両腕、両脚および胸部に6箇所の計10箇所の電極からの信号を処理して12種類の波形を記録する12誘導と呼ばれる方法が一般的です。
心電図の波形は、主に刺激伝導系(電気信号が心臓の中を伝わる道筋)と冠動脈(心臓を養っている血管)の状況に左右され、その波形の違い、変化から大きく次の2つのことがわかります。
リズムの異常 ……不整脈:頻脈・徐脈・期外収縮・心房細動など
波形の異常 ……心臓の形や位置の異常:心肥大(高電位差)、軸偏位
心筋の異常:心筋梗塞や心筋障害などの心筋障害
刺激伝導系の異常:房室ブロックや脚ブロックなど
安静時心電図で見つけられる疾患は、短時間の安静時において異常のあらわれるものに限定されることから不整脈や狭心症の発見にはあまり向いていません。そこで、より詳しく検査をする方法として、24時間心電計を装着し記録するホルター心電図や運動負荷試験等があります。