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ALP(アルカリフォスファターゼ)

ALP

 ALPは生体の細胞膜に広く分布し、アルカリ側のpHでさまざまなリン酸化合物を分解する酵素です。成長に伴って変化するなど個人差の大きい酵素です。

ALPが高値になる主な原因は、
 1. 肝胆道系疾患
 2. 骨代謝系疾患
 3. 血液型がB型、O型の患者に多くに出現する小腸性ALP
 4. 妊娠時やまれに悪性腫瘍で出現する胎盤性ALP

などがあります。成長期では骨の新生が盛んなためALPが成人の2〜3倍の高値を示すことがあります。

基準値

性別に関係なく
80〜260 IU/l

疑われる疾患

低い場合
 特に臨床的意義は少ない。
高い場合
 肝臓の病気、胆道の病気、骨の病気、甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能亢進症、潰瘍(かいよう)性大腸炎、悪性腫瘍、妊娠、など

ALPには6種類のアイソザイムがあります。各アイソザイムは次の臓器障害で上昇します。
 ALP1 − 肝臓
 ALP2 − 肝臓、胆道系疾患
 ALP3 − 骨
 ALP4 − 肺、すい臓
 ALP5 − 肝臓、小腸
 ALP6 − 大腸、骨、肝臓

※アイソザイム(Isozyme)とは、酵素としての活性がほぼ同じでありながら、蛋白質分子としては別の種類(アミノ酸配列が異なる)であるような酵素。


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