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総コレステロール値(血液生化学検査)

総コレステロール値(血液生化学検査)

 血液中の脂質には大きく分けて細胞膜や性ホルモンの材料となるコレステロールと呼ばれる脂質と、飢餓時など非常時のエネルギー源として皮下組織を中心に蓄えられる中性脂肪があります。
 前者のコレステロール全体の値を総コレステロール値といいます。

 検査結果には「総コレステロール」、「TC」、「T-Cho」などと表示されています。

判定区分

受診勧奨
(要精検)
情報提供
(異常なし)
動機付け支援
(軽度異常)
積極的的支援(1)
(要経過観察・生活改善)
積極的支援(2)
(要経過観察・生活改善)
受診勧奨
(要治療)
〜139
140〜199
200〜219
220〜239
240〜259
260〜

 (mg/dl)

積極的支援(1)−最初の健診より6ヶ月を超えて数値が改善しない場合は受診勧奨とする。
積極的支援(2)−最初の健診より3ヶ月を超えて数値が改善しない場合は受診勧奨とする。

(日本人間ドック学会)

コレステロールとリポ蛋白

 コレステロールは油ですから血液には溶け込みません。そこでコレステロールをたんぱく質で包み込んでリポ蛋白という形で運搬します。このリポ蛋白の中で特に生活習慣病を考える上で大変重要な役割を持っているのが、LDLコレステロールとHDLコレステロールと呼ばれるものです。

 リポ蛋白は比重の低いものから次のように分類されています。

・カイロミクロン − 9割が中性脂肪
・超低比重リポ蛋白(VLDL:
very low density lipoprotein) − 半分以上が中性脂肪
・低比重リポ蛋白(LDL:
low density lipoprotein) − コレステロール(エステル型+遊離型)が6割
・高比重リポ蛋白(HDL:
high density lipoprotein) − 約半分がリン脂質と遊離脂肪酸で、残り半分の内コレステロールが約35%、中性脂肪が約15%

 カイロミクロンとVLDLは主に脂肪を運ぶ役割で、LDLとHDLはコレステロールを運ぶ役割を持っています。

 コレステロールは毎日約1gが肝臓で合成されています。食事からは0.3g位が吸収されます。胆汁酸として腸に排出されたものは、大部分が再度吸収されて再利用されます。このバランスが保たれているとよいのですが、崩れると、結果的にコレステロールが過剰になり動脈硬化を進めることから悪者のように取り扱われています。中でもLDLはコレステロールを運び込む役割をし、HDLは不要のコレステロールを回収して肝臓へもどす働きをしていることからLDLを悪玉、HDLを善玉と呼んでいます。


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