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中性脂肪値(血液生化学検査)

中性脂肪値(血液生化学検査)

 血液中の脂質には大きく分けて細胞膜や性ホルモンの材料となるコレステロールと呼ばれる脂質と、飢餓時など非常時のエネルギー源として皮下組織を中心に蓄えられる中性脂肪があります。
 中性脂肪は1〜3分子の脂肪酸がグリセロールに結合した構造物で、それぞれmono-、di-、tri-glyceride と呼ばれています。血液中では90%以上が、トリグリセライド(TG)という3分子の脂肪酸が1分子のグリセロールに結合した形で存在しているので、中性脂肪値は「TG」と表記されたり、「トリグリ」と略語で呼ばれたりしています。
 食事により、人間の体に吸収された炭水化物や脂肪は、身体活動のエネルギー源となります。しかし、過食や運動不足により余ったエネルギー源は脂肪として体内に貯えられます。中性脂肪とは、この脂肪のことをいいます。過度に脂肪が蓄積した状態である肥満症の場合は当然可能性が高くなりますが、さほど脂肪量が多くなくても血液中の中性脂肪値の高い状態が続くと、HDLコレステロールを減らし、LDLコレステロールを増やしてし動脈硬化を促進させてしまいます。

 検査結果には「トリグリセライド」、「TG」などと表示されています。

判定区分

受診勧奨
(要精検)
情報提供
(異常なし)
動機付け支援
(軽度異常)
積極的的支援(1)
(要経過観察・生活改善)
積極的支援(2)
(要経過観察・生活改善)
受診勧奨
(要治療)
〜29
30〜149
150〜199
200〜299
300〜399
400〜

 (mg/dl)

積極的支援(1)−最初の健診より6ヶ月を超えて数値が改善しない場合は受診勧奨とする。
積極的支援(2)−最初の健診より3ヶ月を超えて数値が改善しない場合は受診勧奨とする。

(日本人間ドック学会)

 日本動脈硬化学会では2001年6月「動脈硬化性疾患の予防と治療のためのガイドライン」を発表しています。この案ではHDLコレステロール値、総コレステロール値、LDLコレステロール値、中性脂肪値との関係を重要視しています。

疑われる疾患

低い場合
 βリポタンパク欠損症、甲状腺機能亢進症、肝硬変など
高い場合
 家族性高リポタンパク血症、動脈硬化症、ネフローゼ症候群、甲状腺機能低下症など

 注)あくまでも中性脂肪値だけによる判断は目安であって、総コレステロール値、HDLコレステロール値、LDLコレステロール値、肝機能、血糖値等総合的に判断する必要があります。



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