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総蛋白

総蛋白(血液生化学検査)

 血漿タンパク質を構成する主なタンパク質とその役割は血漿には1dlあたり7〜8g、100種類以上のタンパク質(血漿タンパク質)が含まれており、これらを調べることによって、からだの状態を知ることができます。
 血漿タンパク質の多くは、物理化学的性質の違いからアルブミンとグロブリンに分けられ、さらに、グロブリンはα1、α2、β、γに分けることができます。また、その他に血小板と協力して出血を止める血液凝固因子(フィブリノーゲン、プロトロンビン)が含まれています。
 血漿タンパク質の主な役割には、次のようなものがあります。
1 血液の中のさまざまな物質と結合と運搬
2 血管中の水分量(浸透圧)を調節
3 からだの中のタンパク質やアミノ酸を貯蔵
4 血液凝固(フィブリノーゲン、プロトロンビン)
5 血圧を維持
6 感染を防ぐ
 このうち、アルブミンは主に1、2、3の役割を、グロブリンは主に6の役割を担っています。
 血漿にはさまざまなタンパク質が含まれ、それぞれがからだの機能を維持するため大切な役割を持っています。しかし何らかの原因によって、それらのタンパク質の一部が増えたり減ったりすると自覚症状や病気として現れます。
 一般的に日常検査では、簡単な検査から進めていきます。その最初の検査が、血清総タンパクです。血清タンパクの多くが肝臓で作られるため、血清中の総タンパク量から肝臓の働きを大まかに知ることができます。しかし、総タンパクだけでは、アルブミンやグロブリンの変動が見逃されることがあります。
 
そこで、異常が認められた場合、次にアルブミン/グロブリン比(A/G比)を調べます。さらに、詳細な検査として血漿タンパク分画というのがあります。

 検査結果には「総蛋白」または「TP」(Total Protein の略)と表示されています。

判定区分

受診勧奨
(要治療)
積極的支援(1)(2)
(要経過観察・生活改善)
情報提供
(異常なし)
動機付け支援
(軽度異常)
受診勧奨
(要精検)
〜5.9
6.0〜6.4
6.5〜8.0
8.1〜9.0
9.1〜

 (g/dl)

積極的支援(1)−最初の健診より6ヶ月を超えて数値が改善しない場合は受診勧奨とする。
積極的支援(2)−最初の健診より3ヶ月を超えて数値が改善しない場合は受診勧奨とする。

(日本人間ドック学会)

疑われる疾患

低い場合
 吸収不良症候群、タンパク漏出性胃腸症、ネフローゼ症候群など
高い場合
 肝硬変症、多発性骨髄腫など



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