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尿酸値

尿酸値(血液生化学検査)

 尿酸は酸素、水素、炭素、窒素の分子から出来た化学物質で、プリン体と呼ばれる物質のひとつです。プリン体が最終的に分解され尿の中に捨てられる形になったものが尿酸です。
 尿酸の素になる物質は、DNAやRNAとよばれる核酸やATP(アデノシン三リン酸) という体を維持するのに必要な物質です。この物質から一日約0.6gの尿酸が作られます。尿酸は通常は、血液などの体液に溶けていて最後は尿とともに排出されます。
 ところが、何らかの原因で血液中の尿酸の濃度が上がって飽和濃度を越えると、溶けきれなくなって体の中に蓄積してきます。たまった尿酸はナトリウムと結合して塩(えん)を作り、先の尖った結晶を作ります。尿酸の濃度が高い状態が続くと、この尿酸塩の結晶が関節の中に沈着してきます。痛風発作は、この尿酸塩を異物と判断して体の防衛隊ともいえる白血球が攻撃を仕掛けたものです。
 尿酸はプリン体を多く含む食物(レバー、肉、アルコール類ではビール、赤ワインなど)を摂り過ぎた場合にも上昇します。食物以外による尿酸値の異常は、プリン体の代謝異常による場合と、腎臓からの排泄の異常による場合があります。

 検査結果には「尿酸値」または「UA」と表示されています。

判定区分

情報提供
(異常なし)
動機付け支援
(軽度異常)
積極的的支援(1)
(要経過観察・生活改善)
積極的支援(2)
(要経過観察・生活改善)
受診勧奨
(要治療・要精検)
〜7.0
7.1〜7.5
7.6〜7.9
8.0〜8.9
9.0〜

 (mg/dl)

積極的支援(1)−最初の健診より6ヶ月を超えて数値が改善しない場合は受診勧奨とする。
積極的支援(2)−最初の健診より3ヶ月を超えて数値が改善しない場合は受診勧奨とする。

(日本人間ドック学会)

疑われる疾患

低い場合
 重症肝障害、尿細管障害など
高い場合
 痛風、尿路結石、高尿酸血症、腎障害など

痛風に対する注意

 男女ともに尿酸値が7.0 mg/dl以上が高尿酸血症と呼ばれます。痛風に関した医学研究が発表される「日本プリン・ピリミジン代謝学会」でも7.0 mg/dl以上を高尿酸血症とすることが報告されています。痛風発作がでなくても尿酸値の値が7以上であれば痛風と考えるとされています。

どのような場合尿酸値が高くなる?

 家族に痛風の人がいる
 肉食中心で野菜を食べない
 インスタント食品中心の食生活
 エビ、カニ、レバ、モツ、枝豆の過剰摂取
 肥満
 食べる速度が速い。
 一回の食事量が多い
 ビールの飲みすぎ
 過剰なストレス
 激しいスポーツ
 発汗時

 などです。
 


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