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紫外線

 近年フロンガスによる成層圏オゾンの破壊が問題になっています。オゾン破壊による紫外線の地表到達量の増加は野菜や穀物の光合成を阻害したり地球の温暖化を促したりするといわれています。


 現在、太陽光線成分はその波長から赤外線、可視光線、紫外線、X線、ガンマ線に分けられています。

 図はその分類を示しています。若干問題はありますが、単純に我々人類にとって波長の長いものは無害、波長の短いものは有害と考えてください。人類の遺伝子DNAは波長が260nm以下には絶えられずDNAが傷つけられる可能性が高くなります。その境目に位置するのが紫外線です。最近サングラスなどでよくUVカットという言葉が用いられますが、このUVは紫外線すなわち Ultra Violet Rays の略です。さらに紫外線は現在のところその波長域によってUVA、UVB、UVCの3種類(このA、B、Cは何かの略なのか、単なる分類なのかは勉強不足で知りません。すいません。)に分類されています。先の人類のDNAを傷つける可能性が高くなる境目(260nm)はUVCのところにあるといわれています。

 オゾンは現在のところ波長の短いガンマ線からUVCまでをほぼ完全に吸収しています。近年フロンガスによる成層圏オゾンの破壊が問題になっているのは、オゾン破壊が進むと人類にとって有害なUVCなどの波長の短い太陽光線の地上への到達量が増えるからです。

 そして、さらに問題なのはフロンガスは地上で放出されてから成層圏まで達するのに平均20〜30年かかるということです。つまり現在問題になっているオゾン破壊のフロンガスは1970年頃に放出されたものであり、1970以降にそれまでの約3倍に当たる2000万トンものフロンガスが地上に放出されたと考えられています。

 健康づくりと環境問題は切り離しては考えられません。


 現在のところ紫外線が引き起こすガン、免疫低下、老化などのメカニズムは十分には解明されていません。しかし、紫外線の浴び過ぎが危険であることはまず間違いありません。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。過敏になり過ぎることはありませんが、健康づくり運動の実施に際しては、過剰に太陽光線を浴びないように帽子をかぶり、サングラスをかけ、通気性に優れた長袖、長ズボンを心がけることも大切です。


(亀澤)



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