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禁煙のススメ「競技者」




・ 競技者の喫煙は論外!

 たばこに、含まれる一酸化炭素(CO)は酸素を運ぶ役目をするヘモグロビン(Hb)と親和性が高いため、きわめて希薄なCOを吸入してもHbがCOと結合して一酸化炭素ヘモグロビン(Hb-CO)になります。
 たばこの中には約4%のCOが含まれていて、1日に20本喫煙する人では常に5〜10%のHbがHb-COになるといわれています。
 COと結合したHbは酸素と結合することができないので、体内に酸素を運べなくなります。10%のHb-COが生じると血液の酸素運搬能力は単純に90%になります。
 さらに悪いことにCOは正常なHb(Hb-COにならなかったHb)にも悪影響を及ぼします。酸素とは結びつくものの今度は離れにくい性質に変えてしまいます。せっかく酸素を運ぶことができても酸素を必要とする体内で離れにくくなってしまいます。
 Hb-COが10%になると最大酸素摂取量(体内に酸素を取り込む能力の最大値)は約10%減少し、走行時間は約30%も低下するといわれています。

 酸素運搬能力の低下は、単に持久力の低下だけではなく、回復力の低下につながります。持久的な競技種目でなくても回復力の低下は高度なトレーニングを不可能にしたり、怪我や障害の発症率を高め、競技力を著しく低下させます。

 喫煙には直接運動能力を低下させたり、日々のトレーニング効果を相殺する作用があります。

・ 競技者の周りの人の喫煙も論外!

 また、競技者本人の喫煙だけでなく、監督、コーチ、家族はもとより、取材などの報道関係者などによる受動喫煙は、競技者の努力を一瞬にして無に帰してしまいます。
 不注意どころか、注意さえしない人があまりにも多すぎます。
 あなたのそのたばこの一服が将来のイチローを草野球の選手に、勝てる試合を負け試合に、出るはずだった世界記録を平凡な記録に変えてしまうのです。

・ 競技の世界に身を置く資質なし!

 たとえ個人的には優れた能力や高い指導力を持っていたとしても競技力全体の向上の妨げです。あなたがその道で優秀な指導者や選手であればあるほど、あなたの見えないところでの悪影響には計り知れないほど大きなものがあります。直接的に、間接的に多くの将来性のある選手の芽を摘んでいるのですから・・・。

 くわえタバコでテレビに出演する(映る)選手
 選手のいる控え室でタバコを吸う監督やコーチ
 若手にタバコを勧める先輩選手
 タバコを吸いながら選手と一緒に雑談をするOB
 競技者の控え室や通路などでタバコを吸う報道関係者
などなど・・・

 では、では、他の世界ではどうなるでしょう?
 わたしは、スピード違反や信号無視をする警官に交通違反で取り締まられたくありません。肥満度3の栄養士から減量指導を受ける気にはなれません。
 そう考えると、喫煙者は医療や教育、健康に携わる仕事をする上での資質に欠けている・・・?




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