呼吸は?
長く上りが続く場合は、坂道に入る前に、歩幅を少し狭くして、「はく、はく、すう、すう」と「はく」方を少し意識してリズミカルな動作と呼吸を意識してください。筋肉を強く使わないように注意して上ることが大切です。一時的にでも歩幅を広げすぎたり、強く踏みしめたりして筋肉を強く使いすぎると酸素の供給が間に合わなくなり息切れを起こします。「はく」方を意識したリズミカルな呼吸と、歩幅を狭めて無駄な筋力を使わないリズミカルな動きが呼吸の乱れを防ぎます。
以上の点に注意しても呼吸の乱れが激しいようでしたら、途中で必ず休憩を取るようにして呼吸の乱れが回復してから上るようにしてください。
坂道、階段の利用上の注意
平地での身体動作より、上りの場合は心肺機能に、下りの場合は膝を中心とした関節に過度の負担がかかりやすいので、上りは循環器系の障害、下りは整形外科系の障害に対する注意が必要です。特に文頭にも触れていますが膝の位置に対する注意は大切です。上り、下りの利用が健康状態に悪影響を及ぼす場合は手すりを使ったり、つぎ足で上り下りをしたり、下りだけエレベータ、エスカレータを使用するなどして段階的に調整する必要があります。
ラッキーなのかアンラッキーなのか
あなたは、駅などの建物で階段に出遭ったときアンラッキーと思っていないでしょうか。体調の不良がなければラッキーと感じてください。階段利用は、出勤のついでに、買い物のついでに脚力の低下を予防し、大腰筋を正しい位置もどし、膝の位置を整えるなど動ける体で長生きをするために必要な運動が凝縮されています。
往復電車通勤で、エレベータ、エスカレータを利用していたのであれば、階段を利用するけでほぼ1,000歩増です。それだけで運動の量を確保し、生活習慣病を予防でき、筋肉量の低下を防ぐことができます。
歩ける人にとって階段を使えるということは基本的(勿論、体調不良時などは別)にはラッキーなのです。駅などのエレベータ、エスカレータに向かう人の流れを私たちの脚で変えましょう。