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局所筋運動(マシーントレーニング)の実際


 フィットネスクラブなどにおいてはマシーンを用いて、比較的安全に局所筋運動を行うことが出来ます。マシーンは刺激を与えたい筋群以外の筋肉や関節に負担をかけないように、座ったままでトレーニングできるようになっていたり、パッドや補助具で身体を支えるように工夫されています。
 
マシーンには、空気圧や油圧また特殊なカムやプレートを用いたものなど非常に多くの種類があります。競技力向上などを目的としてトレーニングする場合はそれぞれの特徴(短所や長所)を理解してトレーニングを行うことは非常に重要です。
 勿論、健康づくりにおいてもマシーンの特徴を理解しておくことは大切なことですが、マシーンの種類により利用施設を変える必要があるほどのものではありません。
そのことよりも、まず、抗重力筋を中心に6種目程度の基本トレーニングの核となるマシーンとそれらを安全かつ効率よく使用するために大切な、正しいポジショニングと筋肉の動かし方、動かす範囲を理解することが大切です。必ず、利用する施設のトレーナーの説明を受けるとともに、パネルや説明書などで確認しながら運動を進めてください。

実施上の注意事項

 ・特に呼吸を意識せずに、自然な呼吸で、楽に動きを継続できる程度の強さで行ってください。
 ・肘、肩、腰など関節や筋肉に強い痛みや違和感を感じた場合はすぐに中止してください。
 
・収縮させる部位の筋肉を意識して、2秒に1回程度のリズム行ってください。
 ・基本的には毎日は行わず、1日おき程度にとどめてください。
 ・1種目だけでなく2から3種目を組み合わせて行ってください。
 ・個人の身体の状態によっては、実施が好ましくない種目もあります。また種目によっては、角度を変えたり、補助具を用いたりする必要があります。種目の組み合わせ方、実施回数などにつきましては必ず事前に専門スタッフにご相談ください。

基本となるトレーニング種目

 トレーニングマシーンはメーカーにより多少機器名が異なっていたりしますが、基本として刺激するのが望ましい部位に変わりはありません。引っ張り、押し上げ、背、腹、脚前、脚後です。さらにその中でも、
引っ張り、腹、大腿部前部の運動の重要性を理解すること。
・背の運動は、意識を上背または臀部に分散させること

が基本となります。

■身体に向かって引っ張ってくる種目(上から引っ張ってくるか、前から引っ張ってくる種目)

  


■身体から押し上げていく種目(前へ押し上げるか、上へ押し上げる種目)

  

■腹・背の種目(腹を意識した種目と上背または臀部に意識を分散させた背中の種目)

  

■脚前部の種目(脚全体またはふとももを意識した種目)

  

■脚後部の種目(ふとももの後ろを意識した種目)


マシーントレーニングに望むもの

 他の項でも何度となく触れていますが、マシーンを巧みに操り、最大筋力の絶対値を追い求めることが筋力の向上ではありません。ホディーコントロールすなわち、実際の動きの中で筋肉の緊張とリラックスを巧みに使い分けられる能力を養うことこそ本質的な筋力の向上であり我々がウェイト・トレーニングに求めるものです。

(亀澤)


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